仕事で何かものごとを決定するときに、私は、沈黙を意思表明の放棄とみなす。別の言い方をすれば、「私には何も意見がございません。どうなと他の方のお好きになさってください」という意思表示だと理解する。
ディベートをやったことがある人なら、それは当然だと言うんじゃないかと思う。沈黙は原則、(消極的な)同意とみなされるはずだ。
個人的感情的な会話にまでこれを適用するつもりはないが!
論理的な話し合いや議決の場で何も言わない人を、他人が勝手にどこかの陣営に振り分けることができるか?
……しちゃったら独裁者か何かだ。まずいわな。
(独裁者でない限り、)何も言わない人のことは「意見なし」として取り扱うより他はない。決定に参加する機会を与えられたのに意見を表明しないということは、他人の意思に結果を委ねてしまうことになる。もし参加権の放棄を明言したなら、かつそれによって強いメッセージを打ち出すのに成功したなら、これは戦術のひとつだと言える。だが、無言はただの無言だ。
決定の場でムッツリ黙り込んでいる人は、何を考えているんだろうか。
まさか、自分の頭の中を全員がテレパシーで覗いてくれているはずだ、と思ってるわけではないだろう。
いや、思ってるのか?
黙って要望や不満を抱え込んでいれば、魔法のようにその心情を汲んでお上が万事いいように計らってくれるはずだと妄想しているのか?それはやばいよ、白馬の王子様をただ待つって、少女マンガでもいまどき無いだろ。
あー、テレパシーで覗かれたら恥ずかしい思いをするタイプもいるのかな。
無言でいれば、決定事項に何の関係もないと主張でき、何の責任もなく決定結果の影響も受けないと夢想している、とか。これはさすがに子どもだけだろうが。
まず無い、と思うけど……どんな決定がされてどんな不利益が自分に降りかかろうとも構わないと、本気で思ってる?え、ロボトミー手術されてる?真性ドM?
バカ者どもの会議の場を実は裏から思いのままに操っていて、自身が無言であることもそのシナリオの一部なのか。フッフッフ。
それとも、何か?
主張すべきことが相手に伝わるように表現する技術を持たないから、黙っているだけなのか。
外食…… 600



